(台南中央社)秋田県秋田市の沼谷純市長は2日、南部・台南市で、黄偉哲(こういてつ)台南市長と面会した。双方は教育やスポーツ、今後の交流について深く意見を交わした。台南市が同日、報道資料で明らかにした。
黄市長は、台南市が日本の19都市と協定を結んでいることに触れ、国を超えた友情を次の世代まで引き継ぎ、教育やスポーツなどを通じて若い世代が互いに理解し、交流を深められるようにしたいと意欲を示した。また、台南の市民や学生が秋田を訪れることを後押しするとし、市として最近、市官田区に新設する道路を「秋田街」と命名することを決定したと明らかにした。
沼谷市長は1日から3日までの日程で訪台。すでに台南市内の複数の古跡を見て回った他、市内の高校にも訪れたと話し、今後、さらに多くの分野で実際の相互訪問と協力を推進し、交流を加速させたいと期待を寄せた。
台南市と秋田市は2017年に秋田公立美術大学が台南応用科技大学と国際交流協定を締結したのをきっかけに、観光や文化、スポーツなどの分野での交流を行ってきた。昨年10月にはさらなる交流の促進に向け、「秋田市と台南市との交流協力に関する合意書」を締結した。