(新北中央社)北部・新北市でメトロ(MRT)建設を担う新北市政府捷運工程局は19日、建設中の三鶯線の工事進捗(しんちょく)率は92.52%に達したと発表した。日本製の車両29編成も全て台湾に到着し、年末には全線でのシステム安定性試験を終わらせ、点検作業の調整に入る予定だとし、開業に向けた準備を進める方針だと明らかにした。
工程局の李政安局長は報道資料を通じ、2023年から順次台湾に到着していた車両のうち、最後の3編成が試験に入り、ハード面の建設からシステム統合の段階になったと強調。すでに一部の区間では実際の営業を想定した無人自動運転試験なども行われているとした。
また今後は13万項目の試験を完了させて初めて点検作業の調整ができると説明。運行の安全に問題がないことを確認し、開業に向けた十分な準備をすると語った。
三鶯線は全長14.29キロ。新北市の土城、三峡、鶯歌地区などを結び、12駅が設置される。車両は2両1編成で、定員は330人。