(台北中央社)ドローン(無人機)空撮を得意とするカメラマンの沈張鴻さんが11日早朝、雲海を突き抜け朝日に照らされた超高層ビル「台北101」(台北市)の空中写真を撮影した。神秘的な光景にインターネット上では称賛の声が相次いでいる。
高さ508メートルの台北101周辺は台北松山空港に近いことなどからドローンの飛行に制限があるが、特別な許可を得て撮影した。沈さんが自身のフェイスブックで公開した映像では、厚い雲に覆われた地上付近から上昇し、白い雲を抜け、朝日に輝く台北101が姿を見せる様子が映されている。
沈さんは中央社の取材に、準備に多くの日数をかけ、交通部(交通省)民用航空局に許可を申請したと説明。航空機のいない時間帯にしかドローンを飛ばせない制限の中、午前6時過ぎに撮影に成功したと語った。
ライブ配信の視聴者からは「素晴らしい」、「神様目線の良作」などのコメントが寄せられた。