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南部の台湾電力第3原発、冷却塔から出火 放射線漏れの恐れなし=原子力安全委

2025/03/06 13:36
敷地内の冷却塔から出火があった台湾電力第3原発=3月6日、屏東県(読者提供)
敷地内の冷却塔から出火があった台湾電力第3原発=3月6日、屏東県(読者提供)

(屏東、台北中央社)6日午前11時ごろ、南部・屏東県の台湾電力第3原子力発電所から黒煙が上がり、多数の消防車両が駆けつけた。県政府消防局によると、使われていない空気圧縮機施設の裏手にある冷却塔2基から出火した。火は10分余りで消し止められた。核能安全委員会(原子力安全委員会)は、安全性に影響はなく、放射線漏れの疑いもないと説明した。

第3原発を運営する台湾電力によれば、午前11時23分に冷却塔からの出火に関する通報があり、火は同35分に消し止められた。

第3原発では現在、2号機のみが稼働中。火事が発生した冷却塔とは約50メートル離れている。

2号機は5月17日に営業運転を停止し、廃止措置の段階に入る予定。

(黄郁菁、曽智怡/編集:名切千絵)

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