(台中中央社)未成年の女性86人にわいせつな映像や写真を撮影させ、インターネット上で販売して利益を得た男6人に対し、台湾台中地方法院(地裁)は25日、懲役12年~1年5月の量刑を言い渡した。
起訴状によれば、35歳の男が2021年からインスタグラムで未成年の女性らとやりとりし、詐欺や恐喝などを行ってわいせつな行為や動作を撮影して送信するよう要求。通信アプリのテレグラムでグループを開設し、映像などの販売や交換を行った。男はさらに5人の男を募り、同様の手口を続けた。
捜査により、被害を受けた女性は台湾各地に及び、男らが不当に得た利益は800万台湾元(約3800万円)以上になることが分かった。6人は昨年12月に組織犯罪条例や児童・少年性的搾取防止条例に違反した疑いで起訴された。
このうち、高額な報酬やスマートフォンを贈るなどとして女性をだまし、被害者が撮影を終えた後に詐欺だと明かした上で、映像を流出させると脅して撮影させ続けた37歳の男には懲役12年が言い渡された。