(横浜中央社)中華民国国慶日(国家の日)の10日、華僑団体主催の祝賀パレードが横浜市内で開かれた。パレード隊は沿道の観光客らから歓迎を受けた。李逸洋(りいつよう)台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)は中華民国国旗を振りながら練り歩き、時折拡声器を手に「中華民国万歳、自由・民主主義万歳」と叫んだ。
中華民国留日横浜華僑総会が開催した。パレードの前には横浜中華学院で祝賀式典が行われ、駐日代表処の関係者や華僑、親台派の日本人らが参加した。
李氏は式典で日本語であいさつ。台日関係を重視する頼清徳(らいせいとく)総統の指示を順守し、台日交流を推進していく姿勢を示した。
パレードでは獅子舞や竜舞、民族舞踊のパフォーマンスチームも隊列に加わった。パレード隊が横浜中華街までやって来ると、李氏はメキシコや日本、マカオなどの観光客と写真撮影をした。真っ赤なトップスに身を包み、9月に着任したばかりの李氏を歓迎するメッセージを書いた紙を手にした華僑の姿もあった。
パレード終了後、取材に応じた李氏は「横浜の国慶イベントに参加し、非常に感動した」と述べ、沿道の人々が華人、日本人を問わず応援してくれたことで「本当に皆さんが自由や民主主義、中華民国をとても信頼している」と感じたと語った。