(台北中央社)台風18号は2日、南部・高雄の南西の海上を北東に向けて進んだ。中央災害対策センターの情報によれば、2日午後6時30分現在、台風18号の影響で1人が死亡、70人がけがをし、2人が行方不明になっている。
内政部(内務省)消防署(消防庁)によると、死亡したのは東部・花蓮県に住む70代の男性で、1日午前に自宅で木の枝を切っていた際、高所から転落したという。
中部・雲林県では1人が海に転落したとみられる他、花蓮県では人が川に流されたとみられ、捜索が行われている。
またこれとは別に東部・台東県では9月30日、トラックを運転していた男性1人が落石にぶつかり病院に搬送されが、2日午前に死亡したとの情報がある。
内政部によれば、午後2時までに花蓮県や高雄市、南部・屏東県、台東県などで9240人が避難した。衛生福利部(保健省)によると、午後3時までに104カ所で避難所が開設され、1654人が利用したという。
経済部(経済省)の統計では、南部・台南市や高雄市、屏東県で浸水被害が出たが、いずれも解消した。また5万5000戸余りで停電した。