(台北中央社)南部・台南市政府は26日、能登半島地震の被災地支援のための募金活動を始めたと発表した。同市の黄偉哲(こういてつ)市長と邱莉莉市議会議長が、2016年の台南地震の際に日本から関心や応援が寄せられたのに感謝したいとして共同で企画した。
黄氏は報道資料で、台南人の温かさや助け合いの精神を発揮し、被災地に再建のための力をもたらそうと呼びかけた。また邱氏は、台湾も地震帯に位置しており、地震がもたらす残酷さには特に共感できるとした上で、一日も早く日常生活が取り戻されることを願うとコメントした。両氏はそれぞれ、地震発生直後に給与1カ月分を寄付している。
寄付は同市社会局が開設した専用の口座を通じて、来月7日まで受け付けている。集まった寄付金はまとめて石川県が開設した義援金口座に振り込まれる。
(編集:田中宏樹)