(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は13日、市場に流通した農産品に対し7~8月に行った残留農薬の検査で、全944件中、火鍋店などで提供されたり、大手スーパーなどで販売されたりしていた野菜や果物など80件が不合格になったと発表した。
火鍋店で提供されていた食品で不合格になったのは、築間幸福鍋物基隆南栄店(北部・基隆市)のチンゲンサイや千葉火鍋台東尊爵館(東部・台東県)のスイゼンジナとパッションフルーツ、馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋信義店(台北市)の緑色の種なしブドウなどで、いずれも基準値以上または検出されてはならないと規定で定められている農薬が検出された。
またドリンクスタンド「大苑子」士林文林店(台北市)のレモンからも検出されてはならないと規定で定めらている農薬が検出された。
スーパーのシンプルマート(美廉社)やカルフール(家楽福)、PXマート(全聯福利中心)で販売されている食品でも、ダイコンやハクサイ、トウガラシ、バナナ、ブドウなどが不合格となった。
食薬署の林金富副署長は、有機栽培のものや生産履歴などが表示されているものなどを購入するよう呼びかけた。