マスク未着用注意され店員刺殺 コロナ指揮官「政策は変更せず」/台湾

2021/11/22 14:29
マスク未着用注意され店員刺殺 コロナ指揮官「政策は変更せず」
マスク未着用注意され店員刺殺 コロナ指揮官「政策は変更せず」

(桃園、台北中央社)北部・桃園市亀山区のコンビニエンスストアで21日早朝、男性店員が客の男に刺され死亡した。男は犯行前、店員にマスク未着用を注意されており、その腹いせに殺害したとみられている。事件を受け、外出時のマスク着用を求める現行の政策を調整するかについて関心が集まっている。

台湾で新型コロナウイルス対策を担う中央感染症指揮センター指揮官を兼務する陳時中(ちんじちゅう)衛生福利部長(保健相)は22日、当面はマスク政策を変更しないものの、利便性をやや考慮する考えを明らかにした。立法院(国会)出席前に報道陣の取材に応じた。

桃園市警察局や台湾桃園地方法院(地裁)によれば、41歳の男は21日午前4時ごろ、亀山区内のコンビニを訪れたが、30歳の男性店員にマスク未着用を注意され、店を離れた。男は自宅に戻ってマスクを着用し、コンビニを再訪。この際に店員と口論になり、マスクを店員に投げつけて店を出た。男は同5時25分ごろ、コンビニに再び入店して店員を呼び、所持していた刃物で店員を複数回刺した。店員は病院に運ばれたものの、同7時18分に死亡した。男は目撃者の通報で現場に駆け付けた警察に身柄を拘束された。

桃園地裁によると、男は犯行については否認していないものの、取り調べに対し、「精神疾患を患っており、長年精神科に通って薬を服用している。事件当時のことは断片的にしか覚えていない」などと話しているという。

台湾では新型コロナの感染拡大防止のため、外出時には飲食や運動など一部の例外の状況を除き、マスクの常時着用が義務付けられている。

(呉睿騏、郭建伸/編集:名切千絵)

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