(台北中央社)外交部(外務省)の蕭光偉(しょうこうい)報道官は18日、高市早苗首相の台湾有事を巡る発言で日中関係の緊張が高まっていることに関し、「台湾は従来から決して問題でない。台湾は答えだ」と強調した。
定例記者会見で、日中関係の緊張への見方に関する質問に対して述べた。
蕭氏は、台湾は国際社会のメンバーと協力し、地域や台湾海峡の平和と安定を維持するとし、外交部として日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会と各分野の課題について密接な連絡を保っていると語った。
日中関係については、中国は近年、東シナ海や南シナ海、台湾海峡で頻繁に大規模軍事演習やグレーゾーンでの妨害活動を行い、地域の各方面に複合的な脅威をもたらし、地域の平和と安定を著しく破壊するとともに、地域の緊張を絶えず高めていると指摘。中国に対し、大国としての責任を果たし、地域の安定と平和を脅かすいかなる挑発的行いも停止するよう呼びかけた。
また外交部として、国際秩序に挑戦して地域に緊張をもたらす中国側の最近の各種の行為を注視し、理念が近い全ての国と緊密に連携し続け、インド太平洋地域の平和や繁栄、自由、開放性を確保していくと述べた。