(東京、台北中央社)超党派の議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)のメンバー28人が9日朝、台北市で10日に行われる国慶日(中華民国の国家の日)祝賀式典に出席するため羽田空港を出発した。日華懇の古屋圭司会長は、自民党総裁から総統への親書などについて言及した。
古屋氏は報道陣から、高市早苗総裁から頼清徳(らいせいとく)総統への親書・手紙を預かったかどうか問われると、安倍晋三氏や岸田文雄氏が党総裁の時は預かったとだけ言えると述べ、明言を避けた。
また、日本と台湾の間には強い信頼関係があり、民主主義や法の支配、人権の尊重といった価値観を共有していると言及。今回の訪台では式典出席の他、頼総統との昼食会を予定していると述べた。先月下旬に洪水被害があった東部・花蓮県の被災者に対する見舞いの意も伝えるという。
空港では李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)が議員らを見送り、意義ある訪台になるように期待していると語った。
外交部(外務省)は同日、訪問を心から歓迎するとした報道資料を発表した。同部によれば訪台は2日間。