(台北中央社)与党・民進党は4日、自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相が選出されたのを受け、「心から、最も熱烈に祝福する」とする頼清徳(らいせいとく)総統兼党主席(党首)のコメントを発表した。また辞任の意向を表明した石破茂首相に対しても、心からの感謝と敬意を示した。
民進党は、高市氏を台湾の揺るぎない友人だとした上で、民進党と自民党の関係は友好的かつ深いものだと強調。高市氏のリーダーシップの下、台日両国が経済貿易、安全保障、科学技術協力などの分野でパートナー関係を深化させ、台日関係が新たな段階に進むことを望むとした。
また自民党とは、国会議員が外交や防衛などについて話し合う「外務・国防2プラス2」や青年局の交流などを良好な土台として、引き続き常態的な交流プラットフォームを構築していきたいと語った。
外交部(外務省)も同日、高市氏に対し「心からの祝福の意を表する」との林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)のコメントを発表。台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)に対し、直ちに政府を代表して祝電を送るよう求めたとした。
その上で、外交部は今後も既存の良好な意思疎通を基礎に、「総合外交」の理念を堅持し、自民党と全面的な実質協力を深め、より緊密な台日関係を構築し、手を携えてインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を促進したいと意欲を示した。