(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は陳建仁(ちんけんじん)元副総統に、バチカンで26日に行われるローマ教皇フランシスコの葬儀に総統特使として参列するよう指示した。外交部(外務省)が23日、発表した。
教皇の葬儀を巡り、頼総統が自ら参列するのかについて注目が集まっていた。頼総統はこの日午前、献花台が設置されたカトリック台北総主教公署(台北市)を訪れ、教皇に祈りをささげた。入場前には報道陣から葬儀参列の予定について尋ねられたが、答えなかった。
外交部によれば、陳氏は過去に6度、フランシスコ教皇と面会したことがある。ローマ教皇庁科学アカデミーの会員に選出され、教皇から記章を授与された経歴も有し、教皇との関係が深い。
バチカンは欧州で唯一、中華民国(台湾)と外交関係を持っている。