(台北中央社)開票作業が進む米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ前大統領が事実上の勝利宣言をしたことを受け、最大野党・議会第1党の国民党と野党第2党の民衆党は6日、相次いで祝意を表明した。
国民党は報道資料を通じ、朱立倫(しゅりつりん)主席(党首)が党の駐米代表処を通じて共和党に祝意を伝えたと説明。米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所(大使館に相当)にも祝電を送ったとした。朱氏は、トランプ氏が1期目の路線を踏襲して地政学的衝突の仲裁に努めてくれればと期待を寄せた。
民衆党はトランプ氏の勝利を「心から祝福する」との声明を中国語と英語で発表。米国がトランプ氏の指導の下で、台湾と緊密な協力を行えることを望むと言及した。民主党候補のカマラ・ハリス副大統領に対しても最大限の敬意を表するとした。