(台北中央社)行政院院会(閣議)は22日、2025年度の中央政府予算案を決定した。防衛費は総額6470億台湾元(約2兆9400億円)となり、過去最高を更新した。
防衛費の総額6470億元は国防部(国防省)所管予算の4760億元(約2兆1600億円)に、新型戦闘機の調達と海・空戦力の向上計画の調達に関する特別予算904億元(約4100億円)と基金806億元(約3700億円)を加えた金額。前年度比で約7.7%増加した。防衛費は国内総生産(GDP)比で約2.45%となる。
来年度の歳入は3兆1534億元(約14兆3300億円)と、前年度より約15.7%増加した。歳出は3兆1325億元(約14兆2400億円)で、同約9.8%増えた。歳入、歳出ともに過去最大となった。
歳出は社会保障費が8310億元(約3兆7800億円)で全体の26.5%を占めた。次いで教育科学文化費が全体の19.3%の6050億元(約2兆7500億円)、経済発展費が全体の17.2%の5386億元(約2兆4500億円)となっている。