(台北中央社)来年1月の総統選挙への出馬を目指す鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者、郭台銘(かくたいめい)氏は20日、立候補に必要な署名活動を開始した。北部・新北市内に設置された署名集めの拠点に姿を見せた郭氏は取材に対し、駆け付けた支持者の多さは「予想を上回っていた」と述べ、より多くの署名獲得に意欲を示した。
総統選には政党推薦または署名推薦の方式で立候補できる。政党からの推薦を受けない郭氏は署名推薦方式での立候補を目指している。署名推薦の条件は有権者数の1.5%以上の署名を集めることと規定され、今回は28万9667人以上の署名が必要となる。
署名書類の提出締め切りは11月2日。郭氏は、法定署名数は目標ではなく、できるだけ多くの署名を集めることが目標だと語った。