(ジュネーブ中央社)スイス・ジュネーブで開かれている世界保健機関(WHO)総会で台湾への支持を表明した国は24日までに累計23カ国に達した。中華民国(台湾)と外交関係を有する12カ国に加え、日本や米国、欧州諸国からも支持が寄せられた。
24日の会合では、台湾と国交を結ぶパラオ、セントクリストファー・ネビス、ツバル、エスワティニ、ベリーズが台湾のオブザーバー参加を支持する発言を行った。
パラオの保健相は、新型コロナウイルスの流行下でWHO以外に台湾からも支援を受けたとし、台湾の助けがなければ感染を抑え込むことはできなかったと語った。
セントクリストファー・ネビスの代表は、台湾の公衆衛生への貢献を称賛した上でWHOが台湾を排除し続けることは理にかなっていないと訴えた。
台湾と国交を維持するバチカンはWHOのオブザーバー参加国で、特定の国家に関する発言をしないことが慣例となっている。