(台北中央社)31日に発足する新内閣で行政院長(首相)となる陳建仁(ちんけんじん)前副総統は28日までに、フェイスブックを更新し、原子能委員会(原子力委員会)の主任委員(閣僚)に張静文(ちょうせいぶん)同委副主任委員(副大臣に相当)を起用すると明らかにした。同委トップを女性が務めるのは初めて。
張氏は台湾大学公衆衛生研究所修士課程を卒業後、米シンシナティ大学で博士号を取得し、2020年から現職。関係者は張氏について、温和な人柄で、元々教員だったこともあり、科学的なアプローチで問題の本質を探ると話した。
この他、荘翠雲(そうすいうん)財政部(財務省)政務次長を同部長(財務相)、徐佳青(じょかせい)僑務委員会副委員長(副大臣に相当)を同委委員長(閣僚)、李永得(りえいとく)文化部長(文化相)を行政院政務委員(無任所大臣)、管碧玲(かんへきれい)立法委員(国会議員)を海洋委員会主任委員、史哲(してつ)高雄副市長を文化部長(文化相)、にそれぞれ起用することも明らかにされた。
王美花(おうびか)経済部長(経済相)、許銘春(きょめいしゅん)労働部長(労働相)、潘文忠(はんぶんちゅう)教育部長(教育相)、蔡清祥(さいせいしょう)法務部長(法相)、王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)、薛瑞元(せつずいげん)衛生福利部長(保健相)、唐鳳(オードリー・タン)数位発展部長(デジタル発展相)らは続投が決まった。