南部・屏東の一般道に戦闘機が初着陸=中国侵攻想定の軍事訓練/台湾

2021/09/15 13:02
屏東の「佳冬戦備道」から飛び立つF16V戦闘機
屏東の「佳冬戦備道」から飛び立つF16V戦闘機

(屏東、台北中央社)南部・屏東で15日朝、有事の際に一般道を代替滑走路として戦闘機を離着陸させる訓練が実施された。中国による台湾侵攻を想定した年次演習「漢光37号」の一環で、視察した蔡英文(さいえいぶん)総統はフェイスブックで「中華民国(台湾)空軍の領空を守る自信を示した」と評価した。

台湾には代替滑走路として指定されている道路が5カ所あり、この日、訓練が行われた屏東の「佳冬戦備道」に戦闘機が降り立ったのは初めて。他の4カ所では過去に訓練が行われており、これで5カ所全てで訓練の実績ができたことになる。

軍の飛行場である屏東空港が爆撃されたことを想定。道路の全長は約2266メートル。幅は約42メートルあるが、実際に利用できるのは約24メートルしかない。また、幹線道路のため、事前に閉鎖しての予行演習もできなかった。前日の14日には、一列に並んだ隊員がほうきで路面を丁寧に掃き、路面の異物を取り除いた。

前日の夜から大雨が降ったが夜明けまでにはやみ、太陽が顔を出した。良好な天候条件の下、午前6時半ごろ、戦闘機の経国号(IDF)やF16V、ミラージュ2000、早期警戒機のE2Kが相次いで着陸。燃料の補給後、次々と飛び立った。

ただ、新型コロナウイルスの影響で規模が縮小された。前回2019年に行われた彰化の道路での訓練時と比べると、地対空ミサイルを搭載したアベンジャーシステムの出動などはなかった。

漢光37号は17日まで続く。

(游凱翔、葉素萍/編集:楊千慧)

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