台北市立動物園のアフリカ園で飼育されているケヅメリクガメが仲間とのケンカでひっくり返ってしまい、飼育員がケンカを止めようと、仲裁に入る様子を捉えた映像がネット上で話題を呼んでいる。
同園が15日の報道資料で伝えた。同園は、リクガメは縄張りを守ったりするため、「暴力」行動を見せることがあると説明。脅威を感じた相手に対し、体当たりして相手の体をひっくり返すという攻撃を行うとか。
また、同園のケヅメリクガメによる甲羅アタックは気温が高い5~7月に多発するとし、今回12月に起きたのは、園内での加熱ランプ使用に加え、天気が変わりやすく暖かい日が影響した可能性があるとみている。
「ひっくり返ったリクガメの横に甲羅アタックを続けている個体をよく見かける」ことにも言及。「仲間が体を起こすのを手助けしている」と思っている人もいるが、「実は攻撃をまだ諦めていないだけだ」とか。
ケヅメリクガメが仲間ばかり追いかけるのを防ぐため、同園は最近、フロートボールを導入し、注意をそらそうとしている。