台北市立動物園のジャイアントパンダ「円円」が8月30日、21歳の誕生日を迎えた。同園がプレゼントした特製ケーキを材料の一部である竹から食べ始めたことから、中高年齢層に入り「養生を心がけるようになったね」と飼育員に褒められた。
円円は雌で2008年に雄の「団団」と一緒に中国から同園にやってきた。団団は円円と同い年だが、22年に病気で死んだ。
パンダ舎の担当者はメディアの取材に対し、ケーキは飼育チームが数カ月かけて思案し準備したと説明。ビーチレジャー風をテーマにしており、サトウキビやパイナップル、ニンジン、トウモロコシの粉で作る蒸しパン「ウォーウォートウ」(窩窩頭)などを使って、動物が海辺でリラックスしている様子を表現したと語った。
円円はサトウキビが好物だが、普段は食べるチャンスが少ないという。もしかして最初にサトウキビを食べるのではと思われたが、竹の椅子を真っ先に食べた。飼育員いわく「繊維の粗いものから食べ始めて健康に気を配るようになったね」とか。
円円は13年に第1子の「円仔」を、20年には第2子の「円宝」をそれぞれ出産した。いずれも娘。