北部・桃園市に本部を置く電子機器製造のACES(宏致電子)は17日、桃園市立図書館に移動図書館を1台寄贈した。遠隔地に住む人々に対し平等な学習・読書機会の提供に期待が寄せられている。
同社が移動図書館を寄贈するのは今回で3台目。桃園市の移動図書館は計9台になった。
桃園市政府教育局の劉仲成局長は移動図書館について、市内13区を巡回し、昨年までに延べ39万6720キロを走行。延べ2354回開館し、延べ9万212冊が閲覧・貸し出されたと話す。
市立図書館の施照輝館長は、スピーカーやパラソル、テーブル、椅子、ポット、カップなどを備え、快適に読書できるとアピールした。
ACESの袁万丁董事長(会長)は狭小な道路でも走行でき、図書館のリソースを遠隔地に届けられることが最大のメリットだと強調。子供たちや市民がより多くの読書リソースに触れることを支援すると語った。