台北市政府捷運工程局は11日、建設中のメトロ(MRT)万大中和線で運行する車両のお披露目会を北部・新北市内の車両基地で行った。蔣万安(しょうばんあん)台北市長や侯友宜(こうゆうぎ)新北市長が出席し、同線の第1期区間について2027年の開業を目指すと意気込みを示した。
フランスの鉄道車両メーカー、アルストムがブラジルの工場で製造した。4両固定編成で、編成の全長は約70メートル。1両の座席数は26席で、編成定員は700人。
万大中和線は台北メトロ中正紀念堂駅(台北市)から同廻竜駅(新北市)までの約22キロを結び、起終点や途中駅で複数のメトロ路線に接続する。無人運転を行う予定。
27年の開業を目指す第1期区間は中正紀念堂駅から莒光(新北市)までの9.5キロで、台北市捷運工程局によれば現在、移動に38分を要する新北市の中和高校から中正紀念堂駅までが、同線開業後は14分に短縮されるという。