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東部で間もなくブンタンの収穫期 天候不順で農家に打撃

2024/08/16 17:26
着果率が低下する花蓮産ブンタン=14日、李先鳳撮影
着果率が低下する花蓮産ブンタン=14日、李先鳳撮影

台湾東部では中秋の名月に欠かせない果物、ブンタン(文旦)がもうすぐ収穫期を迎える。だが、今年は天候不順の影響で生産農家が大きな打撃を受けている。

農業部(農業省)農糧署東区分署によれば、東部・花蓮、台東、北東部・宜蘭の3県におけるブンタンの栽培面積は1200ヘクタールと台湾全体の30%を占める。中でも花蓮の瑞穂郷は台湾で2番目に大きい産地で、栽培面積は646ヘクタールに達する。

花蓮のブンタン生産農家、羅峰さんは中央社の取材に対し、気候の影響で自身が丹精を込めて育てたブンタンの収穫量が2~3割減少したにもかかわらず、あえて値上げをせず、去年と同じ価格にした」と心境を吐露。ブンタンの販促に政府が協力してくれればと期待を寄せた。

産業の振興を図り、同分署は13日、流通大手や加工業者など計20軒を招き、瑞穂郷のブンタン産地を視察に訪れた。「今年は高温・少雨のため、ブンタンの糖度と酸度のバランスが良い他、香りも良好でギフトとしても自分用としても最適だ」とアピールした。

今年2~3月は雨の少ない日が続いたため、花蓮ではブンタンの着果率が低下し、収穫量が約半減した。

(李先鳳/編集:荘麗玲)

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