台北市立動物園は14日、同園で先月15日に誕生したマレーバクの雄の赤ちゃんについて、名前が「莉姆路」(リムル)に決まったと発表した。母親の名前から最後の1文字をとって、さらに日本の漫画「転生したらスライムだった件」の主役の名前を参考にして付けた名前で、「赤ちゃんがすくすく育ち、生息域外の保全に一役買ってほしいとの願いが込められている。
赤ちゃんの出生後、同園はインターネットによる人気投票を実施しその名前を募集。同園の飼育員が提供した「莉姆路」は3547票の最多得票数を得た。2~4位は「貘茶」(3209票)、貘睏覇(1796票)、貘範生(941票)だった。
莉姆路は「貘莉」と「貘克」の子。貘克は2018年にチェコのプラハ動物園からやってきたが、昨年7月に急性肺水腫で死んだため、莉姆路は貘克の忘れ形見となった。
同園によれば、生後満一カ月の莉姆路はすでに母親と一緒に泳いだりしており、もう少し環境になれたら一般公開が可能だという。