南部・高雄市の鼓山高校で17日、約30匹のタイワンザルの群れが校舎内に侵入した。壁にぶら下がったり廊下を歩いたりした他、教室内で生徒たちの持ち物をあさったりした。けが人はいなかった。
同校の廖兪雲校長は、この日午前はとても暑かったため、サルは学校で避暑し授業を受けに来たのだろうと冗談を言いながら、生徒たちが驚いたりサルを傷つけたりすることのないよう、サルの大群が現れた場合、文字表示装置を通じて注意を促すとともに、ドアや窓を閉めることを知らせるなど学校側のサル対策を説明した。
廖校長によれば、ザルの群れは約10分ほど校内を周ったが、餌が見つからず、ドアや窓が閉まり、リュックを背負う人も見なかったら学校を去っていくという。
同校はタイワンザルの生息地である柴山の登山口近くに位置する。サルに出会った際、どうすればいいかを教える講座を新入生を対象に実施する方針。