中部エリアの水がめとされる中部・苗栗県鯉魚潭ダムで18日、250日ぶりに満水となった。
同ダム管理センターの鍾清源主任によると、同ダムでは昨年8月中旬から2カ月間満水に伴う放流が続いたが、その後乾季となり水位が低下。今年4月5日には貯水率が32.8%になったという。
同月下旬以降、ダムの上流で降雨が続いた他、5月以降は梅雨の影響で水位が上昇。17日午後5~6時ごろ、満水になった。今回の放流は約1週間続く見込み。
同ダムは水を放流する洪水吐の部分がジグザクになった「ラビリンス型」と呼ばれる構造になっており、台湾で唯一とされる。この日は居合わせた行楽客がしきりに写真を撮っていた。