農業部(農業省)林業・自然保育署はこのほど、大きな穴が開いた木の幹の写真をインターネット上に公開した。まるで爆弾の炸裂跡のようだが、同署は台湾固有種で蜂蜜が大好物の「タイワンツキノワグマの仕業に違いない」としている。
タイワンツキノワグマは台湾に生息する唯一のクマ。乱獲や生息地の破壊などで個体数が減少し、絶滅危惧種にリストされている。
クマを絶滅から守ろうと、同署はさまざまな取り組むを進め、フェイスブックではその秘密をひもとく一連のレッスンを開設。爆撃による穴と思われる木の幹の写真は4回目のレッスンとして紹介された。
「雑食性で動物も植物も食べるが、一番の大好物は蜂蜜だ。木の穴や石の隙間に作られた蜂の巣であっても、鋭い嗅覚を持つタイワンツキノワグマには必ずばれる」とか。
なるほど。投稿された写真が何よりの証拠だと言えるかも。「当然、蜂の幼虫やさなぎ、ミツロウも食べるよ」ということも併せて説明した。