旧正月(春節)を10日に控え、台北市内の繁華街で2日、年に一度の台北ランタンフェスティバルが始まった。今年の干支(えと)辰(たつ)にちなんで竜をモチーフにした移動式ランタン「九小竜」がお披露目された他、近くの店や宗教施設などもイルミネーションを飾るなどし、春節の雰囲気を盛り上げようとしている。
イベントは同市の西区に位置する北門エリア、中華路エリア、西門エリアの3エリアを会場として実施。ライトアップは2段階に分けて行われる。第1段階は2日から16日まで、第2段階は17日から来月3日まで。
この日は中華路にある「光の回廊」と台北メトロ(MRT)西門駅周辺を彩るランタン4基が点灯され、それと同時に持続可能な環境保全の概念を取り入れた「九小竜」も初公開された。自転車のようにペダルをこぐことで点灯される仕組みとなっており、「一緒に地球を守ろう」というメッセージを伝えようと、市内各地を回るという。
メインランタンについては「城現光竜」と命名され、高さ11メートルに及ぶ。第2段階のライトアップが始まる17日に登場するという。