南部・嘉義県内にある台湾糖業鉄道の蒜頭工場から同・故宮博物院南部院区(故宮南院)まで延伸する工事が間もなく終了する。4日、試験走行が行われ、安全性を確かめた。青の新型車両をけん引する機関車が故宮南院駅に姿を見せると、来場者から驚きと期待の声が上がった。
同鉄道はサトウキビの運搬に使用されていたが、現在は観光列車として人気を集めている。食堂車が連結され、地元ならではのグルメなどが提供されるという。
今は蒜頭工場と台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)嘉義駅前の五分車高鉄駅を結ぶ区間を走っており、今年10月には同工場の西にある故宮南院までの延伸区間が開業する予定。
故宮南院によれば、延伸区間が開業してから12月31日までの間、同鉄道の乗車券を提示すれば、無料で同院に入場できる。