写真は中部・台中市大甲区にある一軒家。石や浮き球、色とりどりの風船のように見える使用済み容器などが山積している。見た目は米のアニメ映画「カールじいさんの空飛ぶ家」のように見えるため、注目が集まっている。
同映画は2009年に公開され、亡き妻との思い出が詰まった家を奪われそうになったとき、家に風船をつけて空へと舞い上がったおじいさんが体験する奇想天外な旅を描くもの。
屋敷は3階建ての建物で近隣住民から「石頭屋」と呼ばれている。近所に住む人によれば、持ち主は石やゴミを拾ったら、入り口に溜め込み、いつのまにか道路まではみ出ている。悪臭が発生するため、市環境保護局に苦情が寄せられている。
同局は先月29日、廃棄物撤去のため、職員を派遣したが、「改善するための時間をくれ」との家主の要求により、10日間の期限付きの片付け猶予を与えた。期限までに改善が見られない場合、強制撤去と罰金を科すとしている。