端午節に伴った4連休が始まっている。連休の経済効果を狙おうと、東部・台東県鹿野郷の龍田村では連休3日目の24日、地元産農産物のPRイベントが催される。参加者はパイナップルで「富士山をつくる」ことができるという。
龍田村は日本統治時代の移民村として知られる。土地が肥えており作物がよくできる他、パラグライダーも楽しめる。同地域の発展を促す龍田社区発展協会の張鉦栄理事長によれば、ここから南西方向に目を向けると、富士山に似ている山が見えるため、郷愁を解消できるとして、同村は日本人によって移民村として選ばれた。
連休に合わせ、帰郷する若者も大勢いるため、パラグライダーが着地する芝生を会場にして、地元産パイナップルを並べて富士山の形にするイベントの開催になったと張理事長は話す。
歌や踊りのパフォーマンス、食べたり飲んだりできるマルシェも開かれる。イベントを通じて龍田村の特色と農家の苦労を理解してもらえればと協会側は期待を寄せている。