南部・嘉義県の景勝地、阿里山国家森林遊楽区で台湾に自生する春の花、ツツジが見頃を迎えている。濃い赤や薄い赤、ピンク、白、黄色など色とりどりで、園内をカラフルに彩っている。
林務局嘉義林区管理処によれば、同処は昨年、嘉義大学と連携し、栽培技術の壁を乗り越えて園内に台湾固有種のツツジ10種類計5000株を植えた。今は開花が相次いで確認されており、訪れた人たちの目を楽しませている。
ツツジの満開を祝おうと、29日には同大音楽学科のコンサート・バンドによるパフォーマンスが披露され、来場者に視覚だけでなく聴覚の供宴も提供した。
同管理処はクラシックとポピュラー音楽の演奏で、行楽客とツツジの距離を縮めることができればと願った。