49人の死者を出した台湾鉄路管理局(台鉄)の特急列車「タロコ号」脱線事故から2年となった2日、事故現場で遺族らによる追悼式が執り行われた。通過列車が警笛を鳴らすと、遺族は声を上げて涙した。
遺族は報道陣の取材に対し、事故から2年たってもきのうのことのように思え、家族を失った痛みは時間とともに軽くなることはないと語った。
列車が東部・花蓮県のトンネル手前を通過中、線路近くの斜面から落ちてきた作業車と衝突、脱線したことで発生した事故。作業車を転落させた男らが有罪判決を受けている。
(李先鳳/編集:楊千慧)