旧正月の22日、南部・台南市北門区の南鯤鯓代天府で、おみくじで今年の国運を占う行事が執り行われた。出たおみくじに書かれた詩は「唐太宗令武媚娘賞花」。廟の関係者によれば、唐の繁栄を表すもので、「上の上」のくじに当たるという。関係者は、今年は国家が安定し、人々が安らかに暮らせる一年になるだろうと話した。
国定古跡に登録されている南鯤鯓代天府は2021年から旧暦1月1日に同行事を行っている。古い習わしに従って進められ、くじを引いた後、2つの三日月型の道具を投げて神意を問う「ポエ」で「同意」を示す「シンポエ」(聖筊)が3回連続で出て初めてそのくじが今年のくじだと認められる。
今年は2番目に引いたくじで、3連続のシンポエが出た。同廟の陳浚鎰董事長(会長)は、今年出たくじは「とてもいいくじ」だと話し、国運は政府と国民の努力によって絶えず飛躍していくことだろうと期待を寄せた。
過去には2年連続で同じ詩が出たことや、筒に入った60本のくじを全て引き終わっても3連続のシンポエが出ず、「該当なし」となったこともある。