開幕前からSNSで議論を巻き起こした南部・台南市美術館の特別展「アジアの地獄と幽霊展」が25日、始まった。入場開始2時間で最大200人の入館者数の上限に達するなど、初日から多くの人出でにぎわいを見せた。
パリのケ・ブランリ美術館との共催による同展。4つのコーナーに分かれており、日本やタイ、中国における妖怪文化や地獄思想などが紹介されている。展示は10月16日まで。
午前10時に開館すると、炎天下にもかかわらず、入り口から入館待ちの長い列が延びた。予想を超えた来場者数により、美術館側は各コーナーの人数上限を50人とし、混雑を避けようとした。人々が安心して参観できるよう、列に並んでいる人たちにお守りを配布する道服姿の人も見られた。
開館時間は火曜~日曜午前10時から午後6時まで、土曜は夜9時まで延長される。同館は、肝試しのため、夜にはより多くの人が足を運ぶだろうと見込んでいる。