稲を収穫した後のわらを焼却せずに、肥料にして利用するために、南部・台南市烏山頭ダムで16日、ラジコンヘリコプターを使って分解促進剤を散布する実演が行われた。会場を訪れた黄偉哲(こういてつ)市長は負担の軽減と時間短縮が可能で環境にも優しいと効果をアピールし、今後産官学の連携を強化する考えを示した。
同市では毎年14トン以上の稲わらが排出され、焼却処分する農家もいる。黄氏は、大気汚染になるばかりか事故につながると指摘。分解促進剤を使えば、腐敗を促進し、土壌の有機物を増やせると語った。約293坪を1分間で散布できるという。