(台北中央社)聴覚障害者による国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の第24回夏季大会は11日、ブラジル・カシアスドスルで陸上女子100メートルハードル決勝が行われ、台湾の許楽が優勝した。台湾代表としては今大会初の金メダルとなった。
4月初旬に中部・台中で行われた全国心身障礙運動会で8つの金メダルを獲得した許は、台中市内の学校に通う女子高校生。今大会では9日の陸上女子100メートルでも銅メダルを手にしていた。
この日の会場は雨がぱらつく天候だったが、許の走りに影響はしなかった。決勝ではスタート直後から好調な走りを見せ、3つ目のハードルを飛び越えた後は独走状態となり、従来の大会記録14秒20を上回る13秒91をたたき出した。
今大会で台湾代表の1選手が2つのメダルを手にするのは、射撃女子に出場した高雅茹(銀、銅各1つ)に続いて2人目。
この日は、許安誼が女子やり投げで、陳重宇が男子棒高跳びでそれぞれ銀メダルに輝いた。台湾代表が今大会で獲得したメダルは、金1、銀4、銅5となった。