(台北中央社)「WTテコンドー世界選手権」は25日、中国江蘇省の無錫で女子49キロ級の決勝が行われ、台湾の劉侑芸(18)が金メダルを獲得した。
劉は東京五輪の銀メダリスト、アドリアーナ・セレソ(スペイン)と準々決勝で当たり、2―1で下した。続く準決勝はカザフスタンの選手に2―0で勝ち、決勝に駒を進めた。
決勝ではトルコの選手と対戦。第1ラウンドを先制されるも、第2ラウンドでは頭への回し蹴りで主導権を握ると、さらに追加点を重ねて8―3で試合を振り出しに戻した。第3ラウンドは一進一退の攻防が続いたが、終盤に再び頭への蹴りを命中。判定の結果3点が認められ、3―1でラウンドを制し、総合2―1で悲願の金メダルを手にした。
同大会で台湾の選手が金メダルを手にするのは10年ぶり。
コーチの蘇泰源さんはかつて、劉について、175センチの長身ながら49キロ級を主戦場としている劉は太りにくい体質で、特別な食事制限も必要ないと説明し、将来性の高さに期待を寄せていた。