(台北中央社)北海道日本ハムファイターズは1日、台北市の台北ドームで台湾プロ野球、統一ライオンズと交流試合を行い、3-0で完封勝利を飾った。
日本ハムは四回、万波中正の2点弾で先制。六回には野村佑希の適時打でさらに1点を追加した。対する統一は初回と四回、二塁に走者を進めるもあと1本が出なかった。
日本ハムの先発は2023年、育成で入団した孫易磊。最速152キロをマークするなど1回無失点だった。試合後のインタビューでは、台湾でファイターズのユニホームを着て投げることができて「とても素晴らしい思い出になった」と凱旋登板で結果を出したことを喜んだ。新庄剛志監督も少し緊張した様子だったとしつつ、その球質や球速を評価した。
台湾でも野球ファンを中心に知名度のある新庄監督は試合前のセレモニーで、オープンカーに乗って登場すると、2万7000人を超える観客から大きな歓声が上がった。
MVPには、3打数2安打2打点と活躍した万波と、四回に二塁打を放った統一の林安可がそれぞれ選ばれた。
2日にも台北ドームで同じく台湾プロ野球の中信ブラザーズと交流試合を行う。この試合には伊藤大海が先発する予定。