「開け未来の扉 中国総体 2025」は7月25日、広島市内で陸上の男子1500メートル走決勝が行われ、仙台育英の簡子傑(18)が3分45秒26で9位となった。
タイムが自身の予想(3分42秒)を下回ったことからちょっと不満げな様子だったが、42年ぶりの台湾記録更新となった。これまでの記録は1983年6月11日に当時26歳の黄文成がマークした3分46秒40だった。
台湾からやって来た両親が見守る中の快挙達成。父親の簡招旺さんは陸上コーチで、母親の許玉芳さんはかつて女子5千メートル走の台湾記録保持者だった。招旺さんは、記録更新は「時間の問題」だと思っていたとしつつ、さらなる高みを目指し進化を続けてほしいと期待を寄せた。
高校3年の簡子傑。すでに関東地区の名門大学からオファーがあり、今後も日本で力を磨くことになるという。