世界各国の高校生が地理に関する分析力や知識を競う「国際地理オリンピック」は7月26日から8月1日までタイ・バンコクで行われ、台湾は金メダル1、銀メダル1、銅メダル2を獲得し、世界6位に輝いた。
出場した高校生を指導した台湾師範大学地理学科によると、今年は47カ国・地域から179人が出場した。同大会は全て英語で行われ、専門知識だけでなく、語学力や表現力も問われる。
引率した同学科の何立徳主任は、世界を取り巻く環境や気候、地域情勢が変化する中、今年の試験は地滑りや海岸線の管理、水資源、エネルギー、移民、ヒートアイランド現象など、世界的な課題を反映した問題が出されたと説明。フィールドワークで台湾は抜群の観察力と安定した計算・分析力を見せたと語った。