(台北中央社)野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選は25日、台北市の台北ドームで最終日が行われ、台湾がスペインを6-3で破り、6大会連続となる本戦出場を決めた。
予選は台湾、スペイン、ニカラグア、南アフリカの4チームが出場。23日までの3試合に全て勝利したニカラグアがすでに出場権を獲得している。この日は最後の1枠を懸けて予選3位(1勝2敗)の台湾が同2位(2勝1敗)のスペインと対戦した。
21日の初戦でスペインに5-12で大敗した台湾だが、一回に2点を先制すると、二回にも1点を追加するなど着実に得点を積み重ねた。対するスペインは9安打と台湾より2本多くなるもつながらず、リードされたまま試合を終えた。
元大リーガーで2023年の第5回大会で台湾の主砲として活躍した張育成(富邦ガーディアンズ)が2安打1打点。元西武の呉念庭(台鋼ホークス)は4打数無安打ながら1打点を挙げチームの勝利に貢献した。投げては日本ハムの孫易磊が七回途中から3番手で登板。2者連続三振で満塁のピンチをしのぐなど1回2/3を無失点に抑えた。
この日は台北ドームに3万5768人が集まった。台湾が出場した4試合で累計14万2526人を動員した。