(高雄中央社)南部・高雄市産の果物「インドナツメ」の販売が6日、日本の関東地区のスーパーで始まった。
インドナツメは、青リンゴのような見た目で、皮は薄く、きめ細やかな白い果肉が特徴。高雄市は台湾最大のインドナツメの産地で、栽培面積は737ヘクタール、生産量は全国シェア4割以上を占める。
市政府農業局によると、関東地区に展開する、サンベルクス、トップマートなどのスーパー3社で販売する。販売店舗数は合わせて75店を超える。
3社は一昨年から台湾の産地を訪問し、協力を続けてきた。インドナツメを皮切りに、パイナップルや玉荷包ライチなど30回の販売を予定しており、日本の消費者へ高雄市産農産物のおいしさをPRしていくという。
6日から始まった販売では、買い物客が馴染みのない果物を試食したり、購入したりしていた。同日中に、初回販売数の220箱が完売した。
同局の張清栄局長は、農産物の海外市場開拓とは、国外の消費者にまず味わい、食味を受け入れてもらい、購入してもらうことだと話した。また高雄市産のインドナツメは品種が豊富で、販促活動に合わせて積極的に輸出していくとしている。