(熊本中央社)熊本商工会議所の久我彰登会頭は22日、中央社のインタビューに応じ、半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が検討しているとされる日本第3工場の熊本県内への建設を期待する考えを示した。
TSMCの熊本第1工場は24日に開所式を迎える。今月6日には、熊本に2番目の工場を建設することも発表された。第2工場は今年末に建設開始予定。
久我氏は、TSMCの進出で熊本は「明治維新以来の夜明け」を迎えようとしていると言及。工場設置以降、熊本の給与は高騰し、一部の中小企業はコストの上昇圧力に直面しているものの、より良い未来のためにはこの過渡期を耐え忍ぶ必要があると語った。
TSMCが日本で3番目の工場の建設を検討していると報じられたことに関しては、熊本への建設を勝ち取りたいとの立場を示し、産業集積による効果を発揮できるため、TSMCと地元の半導体産業双方にとってメリットがあると述べた。