(東京中央社)新潟県十日町市と津南町で3年に1回行われる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が13日、開幕した。台湾と日本の建築家による共作や人気絵本作家のジミー・リャオ(幾米)さんの作品も出品されている。
建築家の黄声遠さんを中心とする建築設計グループ「田中央工作群」は、東京都出身の建築家、田熊隆樹さんと共同で「大地に抱かれるフィールドミュージアム」を計画。芸術祭が開催されているエリアの一つ、松代城山エリアで休憩スペースが不足している現状に着目し、10年計画での取り組みを始めた。今回は周辺の景観に溶け込むようなベンチが制作された。
台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが芸術祭の主催者と手を組み、田中央工作群やジミーさんを招待した。同センターは台湾のアーティストのために国際的な展示の場を開拓しようと、近年日本の重要な芸術イベントとの協力を積極的に行っていると説明した。
41の国と地域から275組のアーティストが参加。新作85点を含む311点の作品が展示されている。11月10日まで。