(台北中央社)訪台中の西村康稔元経済産業相率いる議員団は4日、南部・台南市を訪問し、黄偉哲(こういてつ)市長と面会した。
西村氏のX(旧ツイッター)によれば、黄市長は、日本統治時代に台南で「烏山頭ダム」の建設を監督した八田與一技師を称える内容を話した。双方は人的交流の拡大に向けて協力していくことで一致したという。
また台南市に隣接する高雄市の廟、紅毛港保安堂を訪れ、敷地内に建てられている安倍晋三元首相の銅像に献花した。メディアの取材に応じた西村氏は、安倍氏が生前台湾に対する強い思いを抱いていたとした上で、これを受け継ぎ、台湾との協力を強化していきたいと述べた。
西村氏らは5日、頼清徳(らいせいとく)総統との面会を予定している。
(編集:田中宏樹)