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日本時代建設の旧室内体操館 新竹市定古跡に 今後修復へ/台湾

2023/12/09 11:11
新竹市の市定古跡に登録される新竹女子高校の「小礼堂」(新竹市政府提供)
新竹市の市定古跡に登録される新竹女子高校の「小礼堂」(新竹市政府提供)

(台北中央社)北部・新竹市政府は7日、日本統治時代に新竹州立新竹高等女学校の室内体操館として建設され、現在は新竹女子高校の「小礼堂」と呼ばれる建物を市定古跡に登録することを決めたと発表した。今後修復してかつての姿を取り戻すとしている。

市によると、4日に開かれた文化資産審議会で決まったという。建物は1931(昭和6)年の竣工から92年が経過し、日本時代には台湾に住む日本人生徒が学ぶ高等女学校で使われ、歴史的価値があるとされた。

市は報道資料を通じ、建物はれんが造りやセメント瓦、独特な形状の屋根、控え壁が特徴で、窓枠は幾何学模様で立体感を演出。優雅な風格を醸し出しており、新竹地区で極めて代表的な学校建築だと説明した。

また建物は来年創立100周年を迎える同校の歴史の証人だとし、市と学校が力を合わせて修復と再活用の取り組みを進めるとの方針を示した。

(郭宣彣/編集:齊藤啓介)

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