日本時代の旧製糖工場建物を劇場に再利用 舞台鑑賞の回廊構築目指す/台湾・台北

2022/05/27 15:57
劇場「万座暁劇場」のオープンを喜ぶシャインハウスシアター(暁劇場)の鍾伯淵アートディレクター(中央)ら
劇場「万座暁劇場」のオープンを喜ぶシャインハウスシアター(暁劇場)の鍾伯淵アートディレクター(中央)ら

(台北中央社)日本統治時代の旧製糖工場を再利用した台北市万華区の市指定古跡「糖廍文化園区」に26日、劇場「万座暁劇場」が正式にオープンした。同劇場を運営する劇団、シャインハウスシアター(暁劇場)の鍾伯淵アートディレクターは、将来的に台北市内の小規模劇場から大ホールまでをつなぎ、舞台鑑賞の回廊を築ければと期待を寄せた。

糖廍文化園区は日本統治時代に台北製糖が建設した製糖工場の跡地を活用した施設。台北市は2003年、工場跡地を市の古跡に登録した。文化園区内には戦後に倉庫として使われていた建物が3棟あり、2011年9月に市による修復が完了。暁劇場は2019年末、このうち1棟を借り受け、劇場の開業に向けて修復・再利用計画を進めていた。当初は2020年のオープンを予定していたが、行政上の手続きや経費の大幅な不足によって開業に遅れが生じた。

同劇場では今後、暁劇場による公演や展覧会のほか、外部の演劇グループへの施設の貸し出しも行う。万華を拠点に、地元の観客や学校、社会団体らと共同で舞台芸術の普及を図る。

鍾氏は26日の記者会見で、国内には同劇場のように幅20メートル、奥行き14メートルの舞台を持つ中小規模の劇場は少ないと言及し、より大きな会場での公演に挑戦したいと考える劇団にとって適した劇場だとアピールした。

(趙静瑜/編集:名切千絵)

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